JUGEMテーマ:上方落語
「交流落語会」などを通して
当会と友好関係にある、京都「楽笑会」の定例会です。
3月8日(日)「第164回・駅前寄席」に
「錦松樓さだ吉」さんがゲスト出演されます。
そのご挨拶もかねて訪れたのですが
さだ吉さんはお休みでした・・・
「第134回・楽笑会1月例会〜初笑い新春落語会」
1月18日(日)午後1時開演
京都新京極・誓願寺二階広間
開演前から大入です。
80名は入ってるはずです。
今日のコメントも
当日配られたプログラムに書かれたものを
使わせてもらいます。(青字の部分)
(文責・浦乃家蛾蝶さんの了承済)
「子ほめ」 ひろっちゃん
本日、トリを務める大我くんのお母様です。楽笑会で親子共演
という企画は平成7年の六かく・三かく親子以来20年ぶりになります。
しかし20年前、大我くんはまだ生まれてないという現実に驚きますね。
小柄でハツラツとしたマダムです。
「寄合酒」 戎家 小橘
1月9日に亡くなった三代目桂春團治師を追善して・・・という
わけではありません。番組は12月には決まってましたからね。
三代目のこのネタは、結構汚い言葉使いしてましたが容姿に
ごまかされて気がつかなかった。
ひろっちゃん同様、基本に忠実な高座できちんと
笑いをとっています。
「竹の水仙」 浦乃家蛾蝶
前進座の中村梅之助さんも亡くなられました。くしくも
三代目と同い年の85歳。私らはテレビ時代劇「遠山の金さん」
の初代の金さんのイメージが強い。昔はテレビを家族一緒に
皆で見ていましたから、時代劇や演芸番組を小さいころから
親しんでいます。元来日本人は実は何某と正体を現すヒーローが
大好きなんですね。
元は講談ネタですが、蛾蝶さんは噺の中に「浪曲」を取り入れて
いました。さすが!
「不動坊」 夢乃浪漫好
不動明王は火焔の世界に住んでいるから「不動坊火焔」お不動さんの
横には滝が付き物で「女房お滝」、すき直し屋はリサイクル紙(徳用紙)
から「徳さん」、かのこかもじいけ洗いは湯を使うから「ゆうさん」、
東西屋(昔は祓いたまえ屋と言っていたが解らないので東西屋にしてる
けど東西屋も今や死語)私設神職従事者だから「神(しん)さん」と
解説してもらわな解らん洒落のオンパレードです。
本職は私立大谷学園の先生。その大谷学園が2月9日(火)放送の
MBS「ちちんぷいぷい」のたむけんのコーナーにでるらしいです。
中入り
お囃子は「楽笑会はやし連中」大我くんが太鼓を担当!
「豆屋」 喫茶亭寿限無
最近は物売りが全く来なくなった。ちょっと昔でも、ラーメン屋
焼き芋屋、ロバのパン、わらび餅屋、バケツ一杯が500円のみかん屋
スチールの竿竹屋がライトバンで来てたのにね。今は不用品回収車
しか来なくなったのが何かさみしいな・・。
出囃子「野崎」といえば、かの三代目春團治師、江戸では八代目
桂文楽師、当会の仁六家拾八さんとプロアマを問わずレジェンドの
出囃子ですが、今生きておられるのはこの寿限無さんだけ。
このレジェンドたちの分も長生きしてください。
「近日息子」 無敵亭大我
楽笑会は2回目のご出演をいただく、ジャニーズ系のイケメン高校生
無敵亭大我くんに古典落語「近日息子」を演じてもらいます。
本日の大我くんの落語の中に出てくるかどうか知りませんが、京都の
「橋下で騒ぐ」という件があります。「橋下」ご存知、後の「五條楽園」
です。ここは置屋制でお茶屋に娼妓を「送り」というシステムでした。
昭和33年以降も営業してましたが、平成22年に京都府警の取り締まりが
あり、その歴史を閉じました。五條通りにあった「五條楽園」の看板も
撤去されています。今の子はこんな事は知らずにそのまま「橋下で騒ぐ」
と言ってるんでしょうね。
彼には、私の「素人落語家」人生で最も「びっくりぽん」な思い出が
あります。2年前の1月「楽笑会」定例会で彼と同じ高座に上りました。
で、一席終わって着物を脱いだとたん、大我くんが私の着物を
たたんでくれている!素人の会ではありえない!大我くんには
いろんな意味で「脱帽」です!
打ち上げは「アサヒビアレストラン」この会ならではの中身の濃い
演芸談義となりました。