お馴染み「京都・楽笑会」の定例会。
一時開演 誓願寺二階広間
今、風邪やインフルエンザが流行っております。楽笑会も
その影響をまともに喰らってしまいました・・・
「寄合酒」 戎家小橘
本日トップで「犬の目」をするはずだった「繁昌亭松舞」さんが
インフルエンザでダウン。そこで小橘さんが繰り上げトップ。
この方だけは、風邪で休む訳にはいきません。なぜなら、
本職はお医者さんだから・・・軽妙な中にも味のある語り口です。
「開帳雪隠」浦乃家蛾蝶
「演芸資料の玉手箱」の我蝶さんらしい珍品です。「雪隠(せっちん
但し上方では”せんち”)とは今でいうお手洗い。そう言った物を
扱いながら、なかなか粋な小品です。
「狐芝居」錦松楼さだ吉
吉朝師のDVDにもなった小佐田定雄先生の名作。我らがさだ吉さん
が果敢にアタックしました。創作落語ながら歌舞伎の忠臣蔵四段目を
きっちり演じなければなりません。相当難しい噺でして・・・
あの「狼講釈」の悪夢が再び・・・でも何年か後にもう一度聞きたいと
いう気にはなりました。
「中入り」
寒い中大勢のお客様・・・ざっと70名はおられたと思います。
「禁酒関所」立の家錦太楼
当初の予定は「竹の水仙」ところがインフルエンザで一週間寝込んで
ネタの稽古が出来なかったということで、急遽ネタ変更。この噺も
2年ぶりと仰ってましたが、手慣れた感じで良かったですね。
「お玉牛」喫茶亭寿限無
丑年にちなんだネタという事で三代目春團治師を敬愛する
寿限無さんが「野崎」の出囃子で登場。三代目の十八番を
見事に熱演されました。いろいろ予定外の事があった
今日の会を長老が見事に締めました。
「噺の会じゅげむ」の皆さんも、風邪並びにインフルエンザには
充分お気をつけください。