「えきまえ寄席」と言ってもこちらはれっきとした「プロ」の会です。
「阪急上新庄駅」は南北にやたら長く、降りる出口を間違えると
とんでもないことに・・・
今回は「HATTENらくごワールド」月亭八天さん3席ネタおろし!
八天さんは私の大好きな噺家さんの一人。系図上の師匠は八方師ですが
雀三郎師や故吉朝師にみっちり仕込まれた本格派です。
「青菜」 笑福亭呂竹
丸坊主にイケメンマスク、元気のいい語り口の好青年。
「上方落語界の一休さん」(私の印象です)
サゲ前のチョンボも、気にしない気にしない・・・
「二人ぐせ」 月亭八天
上方落語界に吹いてる「風」の紹介として、かの「笑酔亭梅寿謎解噺」
(これは私も読みました)の続編、そして「ビジネスジャンプ」に
上方落語をモチーフにしたマンガが連載。それぞれに八天さんが
話の元になった落語の解説を書いておられる・・・・
二人ぐせ・・・八天さんらしい爆笑噺に仕上がってます。
「お玉牛」 桂福矢
2年半つきあった彼女に捨てられた・・・彼女と痴話げんかも
今は良い思い出。そんな、ある意味情けないマクラが秀逸。
お玉牛・・・きっちり演じられてます。いつか大物になって
君を捨てた「お姉ちゃん」を見返してやれ!
「土橋萬歳」 八天
超大ネタに、果敢にアタック。遊び人若旦那・超まじめ番頭
ぼんくら丁稚のコントラストが絶妙です。原作よりも
すっきりわかりやすい演出に。ただし「萬歳」とは
関係なくなってます・・・・
「魚の狂句」 八天
最後はかる〜く。さりとて、手を抜かずきっちり。
今年で入門20年目の八天さん。これからも楽しみですな。